外用薬の使用方法について
2011/08/22(月)
質問① 外用薬は強くこすった方が良く効きますか?
回答 強くこするような機械的な刺激を与えると炎症がひどくなることがあります。
またお薬は軽く塗るだけで皮膚に吸収されますので、強くこする必要はありま
せん。
質問② 外用薬をやめたい時はどうしたらいいですか?
回答 医師は病気の種類や症状に合わせてお薬を選択しています。ご自分の判断
でお薬は止めないで、必ず医師にご相談ください。
質問③ 以前と同じような症状なので、残っていた外用薬を使ってもいいですか?
回答 同じような症状であっても、別の病気の場合があります。ご自分の判断で残
っていた外用薬を使うとかえって症状が悪化する場合もあります。必ず医師
にご相談ください。
質問④ 外用薬を保管する時に注意することはありますか?
回答 外用薬の成分の分解や変質を防ぐため、容器のふたをしっかり締めましょ
う。特に指示のない場合は、室温で保管して良いでしょう。
質問⑤ ステロイド外用薬とは、どのような薬ですか?
回答 一般にステロイド外用薬とは、副腎皮質ホルモンを含む塗り薬のことです。
質問⑥ 副腎皮質ホルモンとは、どのようなものですか?
回答 副腎皮質ホルモンはもともと体内に存在するものです。炎症を抑えたり、タン
パク質の合成を抑制したり、多くの作用があります。その中で、炎症を抑える
作用だけを強めたものが、ステロイド外用薬です。
質問⑦ ステロイド外用薬には、どのような種類がありますか?
回答 皮膚の病気に重症から軽症があるように、作用の強いものから弱いものまで
あります。またタイプには、軟膏、クリーム、ローション等があります。医師は
病気の状態や部位にあわせて、お薬の強さやタイプの選択を行っています。
質問⑧ ステロイド外用薬の副作用が心配です。
回答 ステロイド外用薬は、医師の指示通りに使っている限り副作用の心配はほと
んどありません。副作用防止の為、医師の指示を守り、定期的に診察を受け
ましょう。